歯並びと関係がある「舌」を知りましょう!
舌は健康維持のカギを握ります。
小さな子どもによくある舌っ足らずなしゃべりかた。
かわいいですよね。
でも大人になっても、舌っ足らずなしゃべりかたをしていたら、どうなんでしょう。
なんかいい大人が甘えているように聞こえて、いい印象はもたれないと思われます。
どんなに本人がしっかりした人でも話し方だけで、イメージを損なってしまう危険性があります。
舌っ足らずになってしまう原因の多くは、舌小帯異常です。
舌小帯はどこにあるかご存知ですか?
舌小帯とは、舌を上に上げたときに見える、舌の裏側の中央から下顎につながっているヒダのことです。
このヒダが短かったり、あるいは舌の先端近くまで接近して付着している場合を、舌小帯異常といいます。
多くの場合は先天性で、胎生早期における舌の発育過程での残遺像として考えられています。
その程度は様々ですが、生まれたときに舌小帯異常をもつ人はけっしてめずらしいものではありません。
肉眼的な判断としては、
舌を前方に突き出したときに、前歯よりもどれくらい出るか、
舌を突き出したときに、舌先が引っ張られて、ハート形のくびれが起こらないか、
大きく口を開けて、舌の先端部分が上顎に届くか、
などがチェックポイントとなります。
舌小帯異常があっても、その場合は舌小帯を横にカットすればよく、それほど難しい処置ではありません。
舌小帯異常はそれほど深刻に考える病気というわけではないのです。
しかし、舌小帯異常は、見過ごされてそのまま放置されているケースが多く、舌小帯が短いまま放置していることで、
舌が自由に動く範囲が限定されてしまい、様々な機能障害をもたらしてしまうことがあるのです。
一般的に言われていることとしては、乳児期に母乳やミルクを飲みにくいといった授乳障害、
食べ物を食べるときの咀嚼や嚥下の障害、
舌の先端部が上顎に接触しにくいために、サ行・タ行・ラ行の音が発音しにくい、
いわゆる舌っ足らずなしゃべりかたになってしまう構音障害などがあります。
舌小帯に異常があると、成育や将来的にも影響を及ぼす可能性があり、なるべく早い時期に切除をしたほうがいいでしょう。
ちなみに痛覚は、成長するとともに発達していきますので、幼ければ幼いほど、痛みが少なくてすみます。
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