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お口、クチュ、クチュ。洗口剤の正しい使い方とは?

歯周病予防に洗口液を使う際は、歯磨きとの併用が効果的です。

バイオフィルムを壊して、殺菌成分を届きやすくしましょう!

バイオフィルムを歯ブラシで壊す!


歯周病は、細菌の塊である「バイオフィルム」(プラーク)を原因とする細菌感染症です。バイオフィルムは、歯の表面に細菌たちが集まってできる膜状の集合体で、個人差はありますが、およそ48時間から形成されはじめます。この膜は細菌を敵から守るバリアとなり、洗口液などの殺菌成分が届きづらくなります。洗口液を使う際には、このバイオフィルムを物理的に壊さなくてはなりません。歯ブラシでバイオフィルムを取り除いて、洗口液の成分が作用しやすい状況をつくりましょう。

バイオフィルムが厚くなる前に使おう!


洗口液の殺菌成分には、バイオフィルムの形成を邪魔するタイプやできはじめのバイオフィルム内に浸透して細菌を攻撃するタイプがあります。歯磨きから時間がたってバイオフィルムが厚くなる前に洗口液を使いましょう。

20~30秒、しっかりすすごう!


洗口液が効果を発揮するには、使用方法に記載されている時間(20~30秒)だけ、すすがなくてはなりません。20~30秒という時間は意外に長く、感覚に頼ると短い秒数になりがちですので、最初のうちは時間を計りながら洗口液を使いましょう。

歯科医院のフォローは必須です!


歯と歯の間や奥歯の裏側、深い歯周ポケットの中など、磨き残しが起こりやすい場所では、バイオフィルムが時間とともに成長して、固く歯の表面に付着します。そうすると、歯ブラシを当てたとしても取り除くのは難しくなり、洗口液の効果も発揮されにくくなります。そのため、歯科の専門家による定期的なケアは欠かせません。自分では落とせない汚れをプロの手で落としてもらいましょう。

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